オールオン4®(All-on-4®)インプラントはこんな方に向いています
総入れ歯が合わずにお困りの方
総入れ歯は、最初は良くても年数がたつと合わなくなってくる方が少なくありません。吐き気がする、外れる、痛くて噛めない。そうした総入れ歯の悩みを抱えている方に、この治療は選択肢のひとつになります。
歯が全くない、もしくはほとんどない方
歯が残っていても、虫歯で大きく崩れていたり、重度の歯周病でぐらついて噛めない状態の方にも検討していただける治療です。
歯のない期間をできるだけ短くしたい方
従来のインプラントでは、骨との結合を数か月待ってから歯を入れる必要があり、骨の移植が必要な場合はさらに時間がかかりました。オールオン4®(All-on-4®)インプラントは骨がある場所を選んで埋め込むため、歯のない期間を短くしやすい治療です。
あごの骨が少なく、インプラントを断られた方
骨がやせて薄くなっている方でも、骨が比較的残っている場所を選んで最少4本を埋め込むことができるため、従来はあきらめざるを得なかった方にも可能性があります。
体の負担・費用の負担を軽くしたい方
埋め込む本数が少ないことが最大の特徴です。手術時の体の負担と、インプラントにかかる費用の両方を抑えやすくなります。
受けられない場合もあります
①上または下のあごに歯が残っている場合
オールオン4®(All-on-4®)インプラントは歯が1本も残っていない「無歯顎」の方に行う治療です。連結した人工の歯を装着するため、ご自身の歯が残っているとその歯が妨げになります。1〜2本残っている方の場合は、患者さんとよくご相談のうえで進め方を決めます。
②あごの骨が極端に少ない場合
4本のインプラントを支えられるだけの骨の強さが必要です。「骨が少ない」「骨が薄い」という理由でお断りせざるを得ないこともあります。まずは検査で骨の状態を確認します。
③禁煙ができない場合
喫煙すると血管が細くなって血流が悪くなり、インプラントと骨の結合がうまくいかなくなります。手術後の傷の治りも遅くなり、感染の危険性が高まります。当院ではインプラント治療を受けられる方全員に禁煙をお願いしており、「どうしても禁煙できない」という方には治療をお受けできません。日本口腔インプラント学会も平成30年に「禁煙宣言」を出しています。
④治療後のメンテナンスに通えない場合
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(インプラント周囲炎)にはかかります。進行が速く自覚症状が少ないため、ご自宅での毎日のお手入れと、定期的な医院でのメンテナンスの両方が欠かせません。
オールオン4®(All-on-4®)インプラントの構造
歯をすべて失ったあごに片あご最少4本のインプラントを埋め、連結した人工の歯を支える固定式の治療です。総入れ歯を長く使って骨がやせてしまった方でも、骨が比較的残っている部分を選んでインプラントを埋めることが可能です。